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クサカセイバー1部・最終話!11話後編のラスト。誕生!クサカセイバー!
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    小説クサカセイバー!現在4話目まで配信中!

     

    元祖スピリチュアル女性誌トリニティで公表絶賛連載中!

     

    世界が180度変わる新世界SF!いまこそきりひらけ!いのちの岩戸・・・

     

    登場人物紹介

    ☆日下部千里・・・本作の主人公。テルヒコの母親。数々の時空を超える力を謎の存在より

    与えられ子供から大人へと様々な時代を駆け抜けてゆく。
    システムクサカセイバーの発見者である。あだなはちぃ子

    ☆日下部照彦・・・本作の成長する青年。巻き込まれてしまった語り部である。
    草薙の劒と呼ばれる力に翻弄されながら、地獄の底から出会った少女セリナとともに

    這い上がり世界を救うたたかいをはじめる。太陽の力を持つ。

    ☆セリナ・・・本作のメインヒロインでありテーマ的存在。古代封印された

    日本列島の化身、青龍・姫大神(瀬織津姫)。
    邪馬台国の女王ヒミコらが守る神が人間の姿を借りテルヒコに力を与えた。

    草薙の劒という謎の力を身に宿す少女。お転婆で男勝り

    ☆天照彦・・・邪馬台国の王子。のちの饒速日命といわれる太陽の王子。どことなくテルヒコと似ている。が性格は反対。

    ☆ヒミコ・・・邪馬台国、当時の大和の女王。天照彦のおば。卓越した霊能力と人格の持ち主。

    ☆イヨ・・・天照彦の妹のような存在であり家族。国を奪われ殺されてしまう。天照彦に淡い思いを寄せる。

     

    本稿ではクサカセイバーの第一部の最終話、誕生!クサカセイバーのラストを雑誌連載では収録できなかった分として

    こちらの文章で掲載しております。これからの掲載は、こちらの媒体で小説そのものは連載が続きます!

    そののち、総集編や特集は、雑誌で掲載してゆくのでよろしく!

     

    11話・誕生!クサカセイバー!

    天照国照彦火明饒速日命(あまてるくにてるひこほあかりにぎはやひのみこと)

    と書かれた札を祀る神殿に平安時代の格好をした陰陽師たちが地下室に閉じこもって謎の儀式を行っていた。

    牛の銅像に向かって礼拝し 先の神札を火で燃やした。

    「選ばれた者だけが生き残る、そういう世界・・・地変の時や近し」

    陰陽師たちの集会に、ダークスーツを着た人々がやってくる。

    「晴明様、わが一族のシェルターへの避難はどうにか準備が整いました」

    鴉を従えるひとりの一人の謎の美しい少年が、憎らしげな顔で自分の目の前にいる青年を見つめていった。

    「地上にはびこる蛆虫めら・・・もうすべてはのこらん、この男の処分は頼んだよ」

    横には照彦が眠っていた。

    するとその美少年は腕に急激な痛みを覚えころがり始める。

    体の中から出てきた牛の化け物のような怪物が

    テルヒコの上でその少年に対し魂の声でこう叫んだ

    「いったいどこにおるというのだ!この男のどこを探しても、入念に調査させても見当たらぬということはいかなる失態!」

    「もうしわけございませぬ。私たちが探していた男は、もう能力を完全に失っているのか、人違いであったと・・・・」

    「ええいならばその男は殺してしまえ!わが一族に関係ない物など、神の名を穢すそこにいるだけでゴミ以下の存在だ。

    ましてこのものが死のうと、社会的に悲しむものなどおらぬ」

    周囲の陰陽師たちがもがきくるしむ少年にこうこぞって訪ねた

    「どうなさったのですか?ゴズさまのご神託はおりなされたか!」

    ハハハハハハッハ!と少年は高笑いしこうつぶやく

    「あと10年先は僕たちのすきなようにできるね。おいぼれの政治家たちや皇室の人々も僕たちの存在なくしては何もできない。

    危険視していたこのおとこから力をもらうのも見当違いだったようだ。あとは安心して僕たちの天下さ」

    「なんというお力!天照大神様はわれらが鴉の末裔より出でり!」

    「さすがはわれらが皇祖のお生まれ変わりを名乗られる方だ!」

    「これまで君の存在はわれら一族の邪魔だったんだよ 消えてもらうよ?あの女と一緒に世間的には失踪したことになってもらう」

    そうつぶやく奥から見ている存在はキツネの仮面をかぶっていた。

    多くの陰陽師たちが過ぎ去る中で、その狐仮面だけは姿が風とともに消えていったのである。

    そう、この狐仮面、この世のものではない。ほかの誰も気が付いていない存在だった。

    「逃げ切れたかと思っちゃって…馬鹿なやつ。あの世の密偵というのもいるんだよねん♪」

    照彦はどこかへ陰陽師たちに札を張られて連れていかれた。

    やくざの穴に埋められるシーンのような、まるでそんなシーンのように。

    はるか時空を超越したどこかの宇宙で

    ある時ひとりの女神があった。

    人ならざる世界の住人のように見えるそれは

    古代人々に「神」とよばれおそれられた。

    本来神とは正しく、かつ恐ろしい存在であった。

    しかしその存在と愛の裏返しである厳しさ、

    その裏に隠された無限大のやさしさとすべての罪を許す親心は

    おおくの悪魔たちからは到底悟りきることができず反感を買う

    丹後半島に浦島がいったとされる冠島が存在している。

    そこは古代の海族の住んでいた島とされ

    竜宮城ともいわれる。

    そこには異空間につながる扉があると言われている

    この扉は全国各地にあり日本のみならず世界各地に連動している

    その浦島の名は嶋子と呼ばれ、古代邪馬台国を統治していたアマテラス(海を照らす、天を照らす)とよばれた

    男性の王子の後世の別名だった。

    彼が丹後と尾張王国の王族であったことから

    竜宮空間というのは彼らの氏族の知っている伝説だったのである。

    竜宮一族は南から海を渡ってやってきた。

    そのとき経由したのが出雲地方〜日向地方

    尾張丹波である

    一族の分散したものは東北に残った。

    安曇一族、海部氏などといわれ

    竜宮に行った人々と彼らは呼ばれ

    その一族の娘は超常的な神がかりを行い

    精神的には女性が支配し、政治的には男性はそれを補佐するという

    一大システムをもつ国家であった。

    そしてそこには草薙の劒があった。

    それは奪われた。

    九本の首をもつ神竜の中に隠されたのだ・・・!

    日輪の国ヤマトを知る人々からはタイカ(大家)という国であったその平和な国は

    のちに邪馬台国と海外大和朝廷サイドから揶揄されるようになった。その名の通り邪魔な大国家(たいか、大いなる家)だったのである。

    大化の改新はこれらの事実を抹消したことからついた名前でもある

    そしてアマテラスという王子の子孫はのちにつ陰陽師を排出する一大勢力となる。

    アマテラスが存在した日本という国は悪魔に乗っ取られ、外来の勢力の国として変わってしまったのである。

    子孫たちは大勢が殺され、その子孫は大勢が権力者や支配者に寝がえりその末裔がそれまでいた自分たちの祖先を

    歴史から抹殺し封印しなければいけなくなった。日本そのものの国土は、巨大な龍神だった。

    陰陽師たちが運営する拠点である祇園の八坂神社は、そのエネルギー

    つまり日本を運営する青龍の力を地下で封印するため建造されたものだった

    青龍の上に社殿を立て、悪魔たちの住処に改造しようとしたのである。

    青龍は悪魔に侵食され長い間それが続いた

    とうとう真実の神は悪魔たちに陥れられ

    その分身は夫婦の神として引き裂かれ日本の西南と東北に幽閉され、

    その本体は、地獄に落とされ京都の大逆五芒星の結解に封印され

    陰陽師一派の手引きにより丑の刻参りが行われ、悪魔たちの罠により姫神は地獄の鬼として封印されてしまう。

    この世の古き神はその存在さえ忘れられて、抹消されてしまう。

    封じられた神は節分の時豆を投げられる"鬼"といわれるようになる

    日本人の意識の中に悪魔としてのイメージを植え付けるように陰陽師たちが悪魔と結託してとりつき、宣伝したのである。

    鬼といわれるだけではなくその本体は徹底的な洗礼を受け、

    何万匹とウジ虫のいる穢れた世界に落とされ、肉を食い破られ続けた。

    多くの禍や悪魔たちに体を穢され侵され、べったりとその美しい体に悪の霊たちがとりついた。

    自分の体を檻として、生きた屍として何百年も臭い空間の中で悪魔たちを閉じ込めなければいけない苦痛。

    神であってもひとたまりもない。

    呪札に閉じ込められ、長い長い時間を半永久的に過ごさなければいけないこととなる。

    絶望の中で誰も助けが来ない中、1000年の時が過ぎようとしていた。

    しだいに女神からは悪魔の干渉で鬼のごとき角が生え、9本首の大蛇に心と体を乗っ取られていた

    変貌し浸食されてしまう意識の中で

    そのとき、こんなことを神(彼女)は考えていた・・・

    ある春風の吹く日、わたしの胸の中で彼は寝ていた。

    とても心地よいにおいのする男であった。

    初々しい横顔からは到底想像もつかないような精悍な表情で

    わたしをみつめて、わたしのためにすべてのものを愛し守ってくれると

    いってくれた天照大神や。

    もはや私の愛した地球も悪魔のもの、地獄のものとなってしまいました。

    私のもとへ還ってくれるものかと今や遅しとわたしは首を長くして待っている

    というのに地上世界でうつつを抜かして居る、そう思うと憎らしく感じられる。

    亡脚の彼方に忘れ去られた儂の色香をどうして拭い去ることができよう

    橘の色づき腐って果実が熟すまで私は鬼となってそなたが還ってくることを待とうか

    それともそれを恨みながら

    そんな夢をみるようになっていました。

    いま、わたしは醜いアヒルの子となった彼を見つめながら

    地獄の巣窟で1000年の時を、時間に換算するとさらに何兆年とはるか古代の時空が形成される昔から

    待ち望んでいた…

    みんなわたしが仕掛けた物語だと知る由もない。

    すべてわたしがしたことであり

    ひとつも私の意識がかかっていないことはない。

    いま私の姿を私の愛したあの男に見せたら、どう思うだろうか。

    このような化け物がお前のことを想い続けていたと言って出てきても

    恐れられてしまうだけなのではないか

    それでもいいから会いに行きたい。

    一度でいいから直接的に彼の顔が見たい。

    いま目の前の黒き四角い箱にこの世でこれから起こるすべてのことが埋め込まれている。

    この玉手箱を開ければどんな世界にだって・・・

    パンドラの箱。「はやく、はやくあの子に会いたいなあ!」

    目の前に黒い箱を持ったその女は、箱のふたを開け

    光にあふれた花畑に溶け込んでいった。

    そこには草木が茂り人形のように横たわった一人の男の子がいる

    男の子は眠っている。女はその男子に近づいて自分の膝に顔をのせた

    「このまま時間が永遠に停止してしまえばよいのに」

    そう少女がつぶやくと、周囲の植物は動きを止め

    世界はすべてのものの動作を消してしまった。

    空の雲も止まり、川の動きも静止し、太陽も

    蝶さえも空間に停止したままだ

    少女はポケットから小さな鏡を出す。

    その鏡を見つめていると、映し出された少女の顔に亀裂が入る

    つまり鏡が自然に割れた。

    鏡が割れた先にその断片が8人女性の顔となった。

    その中に、ユキと千里がいた。

    もうひとり、少女にそっくりな人間の姿があった。その姿はだんだん幼児となり、母体の子宮の中にいる胎児になる。

    胎児のなかに少女は飛び込んだ。

    自分の姿がある特定の地方にネット検索されるような働きが起こり、その山の情報が少女の意識にダウンロードされ、人格が一つになった。

    少女の記憶にかつての自分が体験した楽しい思い出が呼び起こされた

    (セリナ・・・・・もうひとりのわたし)

    目の前に20代の若さに若返って別人のようになってしまった美女の母がいることを

    照彦が受け止めることができなかった。そのすがたは、以前見たような気がする女性だった。

    この女性の腕に抱かされていたような、一瞬だけ腕のぬくもりやドレスの姿が思い出される。あれ?いまおれ。

    真っ黒い髪に、神々しいまでの美女のすがたになった母。なんだか複雑である。母はもうおばちゃんというイメージで接してきたから

    なんだかむずがゆいものがある。気を使うというか、美人になっても女性として見てはいないが、だからよけい変にかしこまる。

    いったい自分の母はどうしてしまったのか、バイクを走らせながら考えていた

    すると千里は、それまでみていた夢の男が

    見覚えがあることを想いながら テルヒコに聞いた。

    「もしかして、これも夢なのかしら?夢ならテルヒコと若返ってデートしたいという

    私の願望かもしれないからまあいいじゃないの♪なんちゃって

    若くて美人になれたんだしいうことないわ」

    「なにいってんのあんた・・・まあ、そうね・・・ほんとに変な夢ってあるよねえ これを受け入れられているってのもなんだかなあ」

    そんなアホみたいな冗談を言っている余裕が自分たちにはまだあったんだなと

    テルヒコは思った。しかし本当にこれが夢で済まされるならいいが

    夢とは現実に思えないほど目の前の光景が美しいからであった。

    さっきまでのおじさんの声が遠くなり、背中に乗せていた母親の顔が妙に懐かしく感じられる。

    この人は、本当に俺のかあさんか?それとも、別の誰かなんじゃないのか?

    そういう気がしつつも、照彦は母親の顔を覗き込む。もう一人のほかの女が乗り移っているような瞳の色が垣間見えた。

    すると、何者かに憑りつかれた様になり、千里は豹変した

    「シリウスっていう星、知ってる?」

    へ?か、かあさん?

    「しってるんでしょう? 私の名前を…おもいだして!」

    バイクを走らせる照彦は、その瞳に吸い込まれそうになり、バイクはその瞬間転倒し大事故にあってしまう。

    ・・・・・・・空中に投げだあされたテルヒコは一つのことを思い出す

    そうだ、ぼくは・・・・・・・

    おれは

    おれは、思い出さなければならない人がいる!

    そうすると空中でストップモーションとなり、おじさんの言葉が一閃よぎる

    「テルヒコ。さっき見せた地獄だがなあ、千人だったろ。本当の地獄のレプリカなんだが

    本物はこの地球に何人のものがいた場所だと思う?クイズだ」

    「おじさん!さっきいた人数じゃないの?」

    「人類の半分だよ。」

    え?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


     


    すると照彦は、目の前に鉄の劒があることに気づく。

    なんだここは?そこは、霧島神宮の本山

    高千穂の峰。あっ、ここは立花神社の由来地だ!鹿児島と宮崎の県境。

    なんで僕はこの山のてっぺんにいるの?

    目の前には、天の逆鉾がある!

    天のサカホコとは、天孫ニニギが高天原から降臨した時、草薙の劒を携えてやってきた

    そののち国家平定を終了させ、二度とこの鉾が振るわれることの内容、天に向かって正反対に突き刺したのであった。

    「180度正反対に逆転させる時が来たようよ!天のテルヒコ!」

    そういう女性の声が、天から聞こえる?僕に何をしろというのだ?!

    あなたは、今祀っている神社の神を恐れるか、恐れぬか?

    おまえは、わたしがいうならば、天が言うならば、いま世界のすべての悪を、闇を、罪を、お前自身が体験してきた一切の憎しみを

    この日本をおおう、すべての神の世界から創り上げてきた矛盾を、切り裂き

    切り開くことができるか?

    その女神はいつになく僕に標高何千メーターの寒い、めちゃ寒いこの場でそう訴えてくる。僕は戸惑った。

    「おまえはそれまで土台にしてきたもののすべてをおそれず、否定する勇気はあるか?」

    おそれるな?!だって?

    そうだ。

    おそれず照彦

    「お前はこの場所で、新時代の救世主になれ!」

    その声は、初めて女神の声で僕を試し、そう宣言した。

    「それか、剣を持つこともできずに、死にさらせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

    天から雲を割り、電撃が周囲に落っこちる。ひぃいっ!

    僕はあまりの恐ろしさに、しゅういがこわくて足をすくめる、たっか!このばしょたっか!

    なんちゅう高さやねん。と関西人でないのに関西弁になる。それほどたっか!いねん笑

    テルヒコ、私の言うことを聞け。

    そのサカホコ、アメノムラクモという。

    またの名を、草薙の劒じゃ!

    日本を救うその劒は、神が認めたただ一人のものしか持つことは許されておらぬでなあ・・・・・・・・!

    どうじゃ照彦殿。

    おまえ、きりかえしてみい。

    お前の人生に。

    いいやあもとより!

    この世そのものに!

    神ですら愛や善を裏切る真のない弱肉強食の世の中を

    照彦!おまえはこの劒を握り、ぶったぎることができるかのう?

    それともおまえにゃむりか?

    おまえにゃできんかのう?てるひこ。

    まあそうか。お前程度のたかが下等生物の人間には、

    死のうとも誰も困らぬ、その程度の地獄に落ちておる人間には、誰も悲しむものも、喜ぶものもおるまい!

    なら死ねばいいのじゃ!そのほうが神もけっこうじゃ。

    「おまえのかえりをまっているものなど、どこにもおらぬでのう!」

    そう残酷な言葉を突き付けられた先に、照彦は、神の言葉ということを忘れ、我を忘れてしまった。

    「あははははははは!もつか、もてぬか?わしの命令を試すか?わしの命とあらば、おそれず持てるか?照彦!」

    「・・・・・・・・」

    「おい、てるひこ!」

    「さっさと持て!死にぞこない!」

    ぅぅうおおおおおおおおおおおおお!

    「おれは、おれはこの世界を変えてやる!」

    僕は変えてやる。この糞みたいな、蛆虫以下の最高最大の低次元の

    ゴミにも勝る醜さをデコレーションしたそんな下利便以下の最大最悪この世界を!

    こんなに自己中心的な人たちばかりの、誇りたくない恥ずかしいこの国をぉおっ!

    ぼくは、ぼくは、ぼくは・・・・・

    「怖いのか!ゴミ!」

    ・・・・・・・・正直言って、怖い。僕が神様の剣を持ったら、僕が地獄に落ちて罰が当たってしまうのじゃないかしら・・・

    僕はただの人間だ。神様の命令でも、ほんとうについていっていいのか

    「はっはっは!そうじゃよ!おまえにしてはかしこい!

    おまえの命がその程度じゃから、試しているのかもしれぬなあ?さあ、どうじゃろ?

    神の意思を継承する選ばれたものはその劒を持つことを認められているが

    その劒を持ったものは、基本的に神の怒りに触れ、雷撃を受け地獄に落ちる!

    神の意思に沿わないものか、それとも神が認めたものか・・・・」

    さあ!試せ照彦!その劒を握れるか!

    照彦は、逃げた。

    だが、あの時コンビニでストレートをかまし損ねた後悔を思い出した時、女神は言った。

    「おっにげ・・・!」

    女神の当ては外れた。

    草薙の劒、サカホコは、剣道の竹刀を放棄し握れなかった照彦の手によって、試合中相手を打ち負かすことすらできなかった

    虫も殺せないびびりの照彦の手によって握られている。

    この状況、天国と出るか地獄と出るか。

    「お前、これから先地獄に落ちるぞ。」女神は言った

    照彦は地獄に突き落とされる気持ちとなった。が、この時照彦は一気に笑顔になった。

    「そうですよね、ぼくだから。・・・わかりました!ならば、おとしてください!いきます!」

    心の中で、僕にできる最大のことがあれば、みんなの役に立つ方法で、僕を流してください・・・・

    そう祈って、自分が死んだ後のことをかんがえながら、照彦は安らかな気持ちで握った。

    だが、だんだんすべてに裏切られた時、自分が信じている神に裏切られたときに、照彦の中で腹が立ち始めた。

    なんだ。もう何もないじゃないか。僕の人生。僕の未来。そうか、最初からすべて

    いや、なんだ、この劒、動くぞ・・・・・・・・

    「落ちるならば、徹底的に落ちろ、テルヒコおおおおおおおおおおおおお!それともお前は逃げるのか!また自分から!また世界から!母からあ!」

    母という言葉が出た時、その声は一瞬弱気になって潤んだかに聞こえた。

    照彦の何かが爆発した

    もう我慢できない、すべて捨ててしまえーーーーー!

    「おれだって、おれだって!よし、ならばなってやる!すべて切り裂いて!すべて乗り越えてやる!

    神様!俺は恐れないぜ!俺は何一つあなたがそう言うならば、僕はあなたの言う通り、その、どういうものかわかんないけれど、

    きゅうせいしゅっていうのに、なってみせる!なんかしらんがそれになってみせる!

    それが僕の未来なら、それになれずに死のうが生きようが知らん!地獄に落ちるなら落ちる!もう落ちてるようなもんだ!

    死んでも誰も悲しまん!ドーせ、しょせんたかが僕はゴミだ!

    おれがすべてを飛び越えて、神の子になってやるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

    「うつくしいぞぉおおお!逆転させろ!この冒涜モノがああああああ!!!!!!!!!!!!」

    ニニギ様、アマテラス様。本当にごめんなさい。あなたたちのことを愛しています。照彦はそういえば数日前初めて

    自分が祭っていた立花神社の神の名前を知る。アマテラス、ニニギの天孫族。ゴミみたいな僕とは対極的な天国のお偉いさん。

    なにしろ天孫。その延長が皇室だ。すごい。どこの神様でも心があれば同じじゃないか。

    竜蛇の女神が、ぼくにはなしかけているのか。命令しているのか。

    だがなんだって僕がこんな大逆罪みたいなことをせねばならんのだ。天孫の神様の大切な剣だぞ。

    それを僕ごときが持っていいのか・・・「そのほくろの意味を忘れたか」

    ん?そういえばぼくの胸には、北斗七星のほくろが・・・・・・・・・・

    高千穂の峰を起点に、各神社が結べば、北斗七星に出来上がるとテレビでやってた。

    まさか・・・・・・・これとかんけいが、あるわけ・・・・・・・・

    「やはりクズはクズか」

    ふざけんなああああくっそーーーーーー!なんならおれだってやってやるぅよおおおおおおおおおお!

    やればいいんだろう!やれば!

    照彦は、ええいと草薙の劒、サカホコを引っこ抜き、天高く太陽に向かって掲げ出でた!

    サカホコは人力で抜けた。

    固定してあるはずなのに、照彦の腕力で抜けたのである。

    人の力では無理なはずだった。

    すると天から、巨大な光が出てきたかと思うと、大きな稲妻が照彦に直撃した!

    しぬーーーーーーーーーーーーーーーー!

    照彦に稲妻が落とされた!

    ・・・・いきている!ん?おれ、認められたってこと?だいじょうぶって、神に?どういうこと?

    すると一瞬めのまえに、白い髪の毛の、九本の首を持つ竜を背負う絶世の美少女が現れた

    「欲しやわが玉・・・・・・・・・・・・・・・・・」 少女は照彦に、口づけをした。

    テルヒコ!わしとまぐわわれええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    人生で初めてのキスだった。

    まぐわい、神の世界で神同士が婚約し世界を創造する行為である

    一瞬にしてその状態は完了した。光の少女がテルヒコのへそに天より降臨した時

    照彦は"それのすべて"と一つとなった。

    「わたしはこの世のいかなる神よりも、真正唯一の独神なり!」

    と、照彦が言った。・・・?!ちょ、ぼくなんでいまこんなことを・・・

    「ちゃうわ!わしじゃ!」照彦に憑依した声は、照彦の意志であることを否定しつよく意志表明した。

    照彦の魂に神が合一したので、奥から照彦に照彦そのものを通してそうしゃべらせたのである。

    そういわれたら、その意志は照彦とは違うことに気づく。?!

    その劒は瞬時にふと小さくなり、刃渡り15センチの食事用のナイフとなった。

    「おまえのこころのなかの剣は、その程度ということか。」

    その声はそうつぶやいた。するとめのまえに、女神アマテラスの映像が映った。

    「こいつに、立ち向かえ!」。女神は姿を変え、真っ黒い角の生えた暗黒の怪物となった。

    「えっ、この人神様なんじゃ・・・・・・・・・・・」ちがう!

    「この世に・・・・・・・・・・・・・・・」

    「この世に神は、いなかったんじゃよ、テルヒコ!」

    えー!う、うそおおおおおおおおっ!照彦は驚いて、自分の信じてきた価値観が高千穂の峰で粉砕爆発してしまう瞬間に出くわした

    「そ、そんな、うそだ・・・ぼ、ぼくはこれまで・・・・・・・・・」

    「そんなこころだから、オマエはこれまで暗闇を歩んできたのではないか?」

    悪魔となった神の姿は、照彦に襲い掛かった。

    「テルヒコ!切り返せ!おまえのこころで、おまえの愛で!」

    照彦は驚き反射神経で悪魔を切りつけてしまった。

    ナイフは確かに女神アマテラスに突き刺さった。

    あ、なんて罰当たりな!やってしまったよーーーーーーーー!照彦は驚愕する。

    信心深い彼としては、それはどんなことがあっても、間違ってもあってはならない光景だった。

    自分は終わった・・・そう確信した。「ぎゃああああ!」のたうち回る怪物は、血しぶきをあげてのたうち回った。

    ・・・すると目の前にあった照彦の食事用ナイフは、「これは・・・・」

    照彦の腕に装着された、真っ白い光に包まれた光の劒となっていた。

    「この世に神は、いなかった。」二人の背後で、虚構の女神の投影は、キノコ雲とともに爆裂した・・・・・

    女神の後ろに、照彦があった。

    そして、彼が持つ剣は、それこそ真の神であった。彼を導き続けた、本当の秘められ続けてきた真実の神であった。

    そう、それは歴史上初の、世界に真の女神が現れた瞬間だった。

    「日下部照彦。にぎれ!わたしが劒じゃ」照彦の剣は青龍となり、天に向かって天駆けた。

    それは、てるひこの魂の中で語った。こぞう!なかなかの度胸気に入ったぞ!

    それくらいの愛があれば、ワシの道具としてはふさわしい!

    ・・・愛?!これが、愛なのか?

    「すべてを捨て、すべて与えられた爆発力、それが愛じゃ!」

    少年、覚えとけ!そう青龍が叫ぶと、照彦に激突した。

    「変えてみせい!この世界!」

    フンッ!初めて照彦は、その光の少女とともに一心同体となり

    草薙の劒を眼前の太陽の光線ともに一直線に構えた。

    「いま変える!」 すべての世界を―!

    そこにはかつてまでの少年の顔はない。とてもすがすがしい、晴天にひや汗をたらして何かをやり切った

    "人生初何かをやり遂げた顔"があった。

    日下部千里、そしてその息子照彦、謎の竜蛇少女

    彼らを導いた先に光を放つその剣

    すべてを180度(いわと)変えてしまう可能性、そして概念。

    クサカセイバー(草薙の救世主)が誕生した。

    「テルヒコ!そうじゃ!それでよかったのじゃ!」

    わたしは立花神社であんたを見ていたのよ。そしてこの延長の逆ホコにつれてきた。

    逆さになった世の中を変えるには、ニニギから力を受け継いで、本当の姿にならなければいけない。

    そう、もうお前は地獄に落ちておる。わしも落ちておる。

    この世界を天国に変えるのは・・・・・・・・・・・決まっておるではないか。

    むかしからむかしから、ほんとうはそうだったではないか。

    あなた・・・・・・

    今でも変わらないそのよこがおで、わらってよ。もっとわたしだけをみてよ

    少女の声はむなしく虚空に響いた。

    「テルヒコ、よろしくな。わしはお前の中の劒じゃ。」

    劒は打って変わって、それからというもの姿を見せなくなった。

    その正体が判明するのはその後である。

    「もう僕は死んだも同然だ!地獄に落とされようが、しるものかー!」

    照彦は自分の価値観と自我、生命、羞恥心、恐れ、なにもかもを捨てた。

    そして建前の信仰を捨てさせられ、新しい真実と一体化した。

    唯一絶対神天照大神が遣わしたニニギの降臨地、それが天の逆ホコである。

    神の正体を知らない照彦は、そこで漠然と知る唯一神アマテラスという女神の存在に

    向き合い、ニニギの剣に向き合い、皇国史観から見れば罰当たりそのものな行為として

    剣を謎の神の声に握らされた。

    そのことにより、謎の少女と一体化し、それがテルヒコを"何者か"へと変えた。

    その力を見つめたヘリが、高千穂の峰上空を飛び回りながらこう言った。

    「NIGIHAYAHI・・・新たな、真のアマテラスがついに出たか」鴉のマークを付けた真っ黒いヘリが照彦らを見て

    飛び去った後、空には新しい太陽がのぼった。

    彼らはいったい。

    そして唯一絶対神である天照大神、その裏にいる本当の唯一絶対神。

    いまだかつて出ない存在、唯一神の座を引きずりおろされ、地獄の底に落とされた本当の神、

    照彦と合一し、神の歴史そのものに立ち向かうように命令した神の声の正体とは・・・

    「照彦・・・・はやくきて」地下室で、蛆がたかった黒い塊とともに、女神はつぶやいた。

    すべては彼女の謀り。

    「これから世界のお掃除じゃ!」そう少女は照彦に言った。世界のお掃除・・・・それが大祓。

    その姫神は、唯一絶対神であるのに、いなかったかのようにされた。

    それは人間世界だけではない。神の世界でもであった。

    照彦はこの神とつながりがあった。そのきっかけが千里である。

    神として認められない神に、どうして世界を変えるきっかけが作れよう。

    照彦はどういうわけか、"それに"付き合わされたのである。

    そのためには、すべての常識を地獄に落とされたる神の手で、百八十度逆転させなければいけなかった。

    普通の人間でさえ、指令でも従うことはできない。

    とりわけ信心深いテルヒコの場合、よりそんなことは腰が抜けた。

    だが、無茶なお願いでももう彼の命は神のもの。どう使うかも神のもの。

    ただ唯一、信仰のみがテルヒコをナビゲートしたのだった。

    千里はそのころ、玄関で倒れてしまう自分眼前に気が付き目が覚めた。

    さっきまでのことを思い出し、急いで二階の照彦の部屋にはいる。

    そこには誰もいなかった。ただ、そこには走り書きで

    「人生は一睡限りの夢 グッバイ地獄」

    といたうことばだけがかいてあった。

    この日から照彦は、社会的に死に、この世界から失踪してしまうこととなる。

    警察が日下部家に訪れるようになり、照彦は死者として扱われた。

    だがしかし、千里は照彦が死んだとはどうしても思えなかっえたのだ。

    もしや自殺……いいえ、間違いない、照彦は死んでいない、別の世界に行ったのよ…

    絶対にそう、照は彦は、照彦は死んでいないわ!

    そう誰かに肯定してほしかった。

    自分の息子が死んだなどと、そういう現実を受け止めたくない、いや

    死んだにしても、遺体すら見つかっていないのである。だから死んだとは断定できないではないか。

    もし生き残ってていたとしたら…そうだ、さっきまでの夢

    あれはなんなんだ?!照彦は、この世ではない別の世界にいったと言うのか?

    もしそうだとしたら、私が連れて帰らなければ・・・千里は我を忘れて照彦のことを追うようになる。

    そのとき、家の前にそのまんま日立があらわれた。

    彼はいつにない神妙な顔で、千里へ行った。

    「お宅の息子さんは、まだ生きています」

    それは猿田彦の言葉であった。彼は照彦の現在の行動管理とマネージメントをしていると言い残し去った。

    彼の父親の役は一時期私が務めます。彼の所在は・・・・・・・・・・

    鈿女の仮面を外した少女はあの世で笑った。

    「もう化けの世はすみたわ」

    世界がひび割れ

    すべて粉砕され、宇宙の次元空間が新しくなろうとしていた。

    その数か月後、東北と四国で大地震が起こる。それから立て続けに世界をば天変地異が襲った。

    世界中で戦争が激化し、天地の審判が起こるように、世界は大混乱に陥ったのである。

    日本各地のすべてのビル群やコンビナートなどで爆発が起こった。

    世界各地を襲った大津波はすべてのものを破壊しつくし

    人々はほとんど生き残っていなかった。まるでそれは照彦の背負った人類の悪意が全人類にそのままぶり返したかのような事象でもあった。

    60億人以上の人類が大津波で死んだと思われた

    だが、そののち人々は死んだはずであるのに奇跡の生還を遂げたのであった。

    みんな普通にベットで目覚め、それまでの津波などなかったかのように

    ふつうに日常を営みだしたのである。みな奇跡的な自分の状況に驚き

    「あの災害から30億人が奇跡の生還!謎の自然現象」と世界各地はざわめいた

    さっきまでのことはなんだったのか だれにもわからなかった。先の大戦や大津波、その被害はどうしたのだろうか?

    新聞やニュースはこのことばかりでもちきりとなり 物理学者はもとより科学者たちは騒然

    神の奇跡で人々は助かったとか 別世界に連れてこられた、集団催眠説、闇の組織の陰暴論、 オカルトめいた説などなど

    人々は自分が置かれた状況を全く理解できなかったのである

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