KUSAKA SAVIOR 1話 御産れの時ぞ近づく

  • 2017.05.29 Monday
  • 17:50

 

 

 

 

 

 

かごめかごめ 籠の中の鳥はいついつでやる 夜明けの晩に鶴と亀がすべった 後ろの正面だあれ?

みんなでかごめかごめをやった。

真ん中に女の子が座り

かごめ歌を歌ったのである

すると次の鬼は私になった。

後ろの正面だあれ?

「ちい子じゃ」

昭和のある日、

テレビがやっとうちに届いた

家にかえると、松浦川のほとりで石切屋さんが

きているとうちの母さんがつぶやく。

最近あの石切屋さんよく近くで仕事しているよなあ

そうおもいながら私は、家に帰ってテレビというものが

はじめて目の前に届いた感動に胸を高鳴らせていた。

「すっご〜い!かっこいい!」

これが、テレビジョンっていうんや。

生まれて初めて見たタコさん足のような姿。

や、私の名前は千里。ちいちゃんっていわれてます。

学校の男子にチーチーいわれるんだけど

こないだだってクラスの辰也が友達のトミちゃんを

泣かすもんだから鉄拳制裁をお見舞いしてやった

あんまり男の子のようにふるまうとお嫁にいけないと母に言われている。

そういう型にはまった自己紹介は置いといて

そういえば日本の東京オリンピックってこれがはじめて

なんかな・・・とおもいつつ画面にめをむける。そういうこまかいことは子供にはよくわかりません。

明日学校へ行ったら先生に、テレビが来たことちょっと

自慢して、どんなだったか話そうかな

それはそうと私が住んでいる佐賀県の金石原という土地の近くに

かわったところがあります。

近所の松浦川の真横に大きな古びた神社があるけど

そこに毎日変わった女の子を見るようになったの。

(腰まで手を伸ばして)こ〜んなに髪の毛が真っ黒で

すんごい美少女で、おまえは神かっていうような

えらそーな態度の女の子なんだけど、近所の

ガキども(ま、私もガキだけど)と遊びたがってる。

「わしゃ○○じゃ〜!ガハハ!」と姫将軍のようなかんじではなしている。

私は何度かしか遊んだことがない子だけど、すっごく可愛い女の子。

漫画から抜け出てきたような、浮世離れした可愛さだった。

黒い髪の毛は昆布のよう。いや、墨汁で染め上げられたかのように黒い。すっごくしっとりとしている

着物は青い染物に龍とか蝶ちょの刺繍をしている。あんなものどこで買ったの?と問いただしたいくらいに

地元の子供たちとともにいる時にはなんだか不釣り合いなのである

だけれど、それはみんな疑問に思わず友達として仲間に入れてあげていた。

だって一人ぼっちでかわいそうだったもの。

こないだも夜遅くなるまで遊んでいた。

こないだばあちゃんにそのこと話したら

「気持ち悪かこといわんで!こないだ連れ帰った時も

神社の近くに女の子なんておらんかったやろ!

あんまりなんでも

神社とかいかんほうがいいよ」

なんていうのだからこまったものである。

そんなに怖い子ではなかったけどな〜。

うちのばあちゃんそういうの基本的に信じんくせに

何を具体的に恐れているんやろ。まいいか

それよりテレビテレビ

テレビを見ていると新体操選手に世界各国のスポーツ選手の姿が見えた

五輪の輪が見えたところで、だれか見たことのあるような影がうつる

「ちいこ、すまぬ・・・」

そう、脳みその中に"あの女の子"が着物を着て

ガーン!と脳みそに声を訴えかけてくる???!!!

振り返ったが、誰かがいるわけではない。

家から冷や汗で出て、家の半径10メートルを

ぐるぐるぐるぐるまわってみる・・・

うち、あたまでもうったんやろうか。

それともなんやろか。おじいちゃんのように

河童と出会ったとか?

あ、いや違う違う、じいちゃんは子供の時河童に

遭遇しようと数時間ねばって、そんなことは基本的にないまま

虫に刺されまくって

無事帰還したんだわ。佐賀県には町の中に河童のミイラがあって

酒造の兄ちゃんが家宝になると言っていた。

とうとうおかしくなったと私は思っていたが、私もそろそろ

お兄ちゃんを批判できない立場になるやも知れない

うちが最初の未知の何かとの遭遇?

そんなことが文章の半分ほどかすめたとき腕を引っ張られた

「わ〜!」何とも言えない力で引っ張られてわたしはそれとも半ば自分の心の導きなのか

よくわからない引力にひかれて気が付いたら神社の前にいた。

目の前には灯りがついて周囲は真っ暗になっていた。

「?なにこれ?うちさっきまでテレビを…」

そこには厳しそうなおじさんが一人、中折れ帽子をかぶって立っている。

「お嬢ちゃんすまんね。すぐ戻っていいから、ちょっと

うちの娘というか、なんというか、その…うちのもの?が

嬢ちゃんに用があると言っているもんでな」

「知らない人に話しかけれらてもついていくなって

母さんが言ってましたたたたたたた」とひきつった顔で言ってしまった

そしたらおじいさんの横に「すまぬの・・・儂がちい子を呼んだのじゃ」

とさっきの黒い髪の女の子が下駄をはいてチャラチャラ言わせてやってきた。

「すまぬ。おまえちい子だったな。儂はお前たちに名前の一つもちゃんと

しっかり名乗っていなかった。もう長い間ここにはいられないのだ。

わしゃ遠いところまでこの爺やと旅をせねばならんでのう。許しておくれ。別れのあいさつに

来たのじゃ。さっきお前が家で儂を視る、いや感じることができたんじゃよ?あれは、幽霊でもお化けでもない。

信じてもらえんじゃよが 儂がお前を呼んだのよ。おまえがあと何年もたって大人になって

子供を産む日が必ず来る。そしたらそのとき、このことをお前の息子に見せてやってくれ。」

というと少女は背中を見せ、着物を脱いで半分裸となる「!」

背中には十字架にできたあざがあった。

それもとんでもなく大きかった。

背中には北斗七星のようなほくろ?がついていた・・・

ように覚えている

「ありがとう千里。わたしはあなたたちから言わせるところの"鬼のうまれかわり"なの。

といったほうがいいかもしれないわね。正しい言葉ではうまく教えられないんだけれど、いまはそういっておくわ。

わたしの宝物によろしくね。

絶対に生き残って!」

そう偉そうな女の子はきゅうに語調が変わり

大人びた話し方になった

「ど、どういうこっちゃ?!きゃっ!」

わたしのへそに激痛が走り、めの前に大きな亀さんが

迫ってくるイメージが見えたんだ。

「あんたにわたしのたからものをあげる。」

亀がいきなり私の目の前で

「わしゃおまえのこと友達と思っているよ。でも

もしあんたの子があんたの手で止められなかったら、

そんときゃ私の敵になってしまう。そのときは・・・わたしが」

と言ってきた。・・・

意味が分からない。この女の子は何を言っているんだろう。

というかこの亀の存在意義は何だろう

ギャグをかますきか?

というかさっきのおじいちゃんはだれや?

おいおいおい〜!と冷静で客観的な指摘がうちの

脳内で開始されていた時

そのおじさんにそっくりうり二つの診療所の先生が

うちを起こしてくれた。

「ちいこちゃん?おい!どうしたとや!ひとりで家から

抜け出して」

私はひとり家を飛び出し、松浦側から向こうの集落まで

ひとりでただひたすら走り回って大声で叫んでいたという

近所の人が発見し、倒れているのを見つけたという。

「どうしたんか?なんかついとるんとちゃう?」

と家族は心配したが、父の軽いげんこつと

心配していたよ〜の一言で

どうにか許された。ああくわばらくわばら

しっかしどういうことだろうなあ。

わたしの子供ってなんや?

9歳奇跡の妊娠!とかいうことがあるとか・・・?

いやいやありえない

テレビ以上のネタとして世間がひっくり返る。

それはありえないが、あの女の子は、何者なの?

あの時はうちはいきなりのことで動転して忘れていたが

よくよく考えたら、あの子、頭に角が生えていた。

あ、あああ!ああああああああああああああああああ!

あの子、もしかして・・・・・・・・・・・

「あの素材は!?」

いや、そこはそう思うところではない、と頭の中の私が・・・

ここはとりなおして

いや、あ、あああ!ああああああああああああああああああ!

あの子、もしかして・・・・・・・・・・・

「あの神社の、あの神社の、あの神社の」

あの子は・・・・!翌日、学校で

「誰や、そんなやつ知らん」

その女の子と遊んだみんなはその子のことを知らない

誰一人覚えていなかったのである。ねえみんなどうしてや?

いっしょにあそんだわ!どういうこと?うちだけ?

「ちい子、お前が嘘をつくことがないのはおいばしっとうけんのう。でもなあ、ちょっと今回ばかりは許してやるけん

なんかほかに隠そうとしとるんじゃないか?怒らんかい先生に話してみな」

先生まで、もう!

トミちゃんなら・・・こういう幽霊的な事象は基本的に耐性があるはず!

基本的に内心馬鹿にしていたそういう事柄を、今では共有しあえる唯一無二の心の友!

トミちゃんが小学生にして50キロ近くあるジャイ子のような

巨体を揺らし「ちいちゃんわかったわ!それは淀姫さんよ!」

と何かを悟ったような顔で言い切ったのだ。「よ、よどひめえ?」

「あの神社淀姫神社でしょう?黒い髪の毛で偉そうな妖怪みたいななにか・・・みんな見えない人物

といったらばもう淀姫さんよ。そうわたしはおもうわよ〜」

「こんど淀姫さんでお祭りがあるからちょうどいいじゃない!いっしょにいこうよ!」

え〜・・・またあそこに行くのかあ…めんどくせえ

そう思ったが家族で行けば怖くはないはず。

「あのなあ、なんかあそこで変なこと言われたんよ

自分はあんたたちからしたら鬼とか あんたの子供はどうのこうの・・・って。これどうおもう?」

「どうのこうのって、そのどうのこうのが分からんとなんも言えん!」

と確かにそうだなあと思うような突っ込みをされたが、一時考え込んで

「あんたあそこの神社の神主なったら?いつかそれがわかるんじゃない?」

いやだ〜あんなきもちわるいとこ。

というかそれがまだ淀姫さんか分かったことではないし

とおもっていると、

横の黒板に「現世は夢夜の夢こそまこと」

という文字がきがあった。

そのとき校舎の外に

「ちい子」

あの少女とハット帽をかぶったおじいさんが

明らかにこちらを見て微笑みかけているのが見えた

その日の夜急な金縛りというのに人生初なった。

これが金縛りというんだ。本当に動きたくても動けない。

すると、急に私はうたたねをしていたようで・・・

そんなことを毎日夢に見るようになっていた。

のちにその土地のことを調べて分かったことだが、淀姫というのは

佐賀県を中心に祭られている謎の姫神であるという。

神功皇后の妹とか、トヨタマヒメといわれているそれが

いったいあの子だったのかどうかは、一切わからない。

そもそも、鬼とはどういうことなんだろうか?土地に根差した鬼退治伝説も

私が子供のころは聞いたことがなかったが、土地の図書館のお姉さんの仕事をしてのちに知った。

「一体あの女の子は何だったの?」わからないけど、ご先祖様のようなものなのかな。

あの少女時代の思い出。みなさん、混乱させてしまって

ごめんなさい。

私の名前は日下部千里(くさかべちさと)といいます。ちい子ってのは私の名前。

いまでもみんなにはちいこっていわれるけれど

さっきまでのことはわたしが子供のころのお話。

最近当時のオリンピックのことが

毎日の夢で出てくるのです。

こうして電車に載っている時も

それを思い出してしまって…

あまりにインパクトが強かったから

そのことはよく周りの人に話して言っているのだけれど

子供のころは松浦川で鉄道を止めてしまったり

川でガキ大将の足を引っ張ったり遊んでいたっけなあ。


今日は主人が生まれる息子の哺乳瓶やおむつを買いに行こうっていうのだけども。

30中半で子供が生まれるっていうのもおそすぎかな・・・

そうよ、あの時のお話。あの時であった少女は、果たして本当にあの川の

精だったのか?いまも思い考えたりする。

そう考えるとロマンチックに思えてきて。

ただ、あそこにいった後で私は一度もあの子に会っていなくて

誰もあの子のことを覚えていない。私に生まれる子供のことを

大切に育てていけって、神様が教えてくれたのかしら…

でも、そんなことを少女に言ったからってわかるわけがないじゃない。

そういいながら駅のホームを降りていくと

あの人が私を待ってくれていた。

「俺たちの子、名前なにがいい?下から上に這い上がることにかけて"ふもとみ"ってどう?それか、時代を先駆けるという意味で隼人とか」

「照彦がいいわ。世の中を照らしてくれる、そういう人

名前負けしそうな気もするけどね」

「かあちゃんがいうならば、俺は賛成だ」

「これからはかあちゃんか。本当にさみしいものね。

松浦の実家にはまた帰らないと」

籠ノ鳩(かごのとり)という土地に住んできたうちの先祖は

日下部家をこの土地に根ざす開拓者として

百年位前からここでひっそりと暮らしている。

わたしたちの実家は何の変哲もない普通の家だが

なんだかもうひとつの親戚である旧家のほうと

血縁を結ぶように実家の母と父がせかしてきて。

うちの一族の地が濃ゆくて絆があるほうがいい。

ほんとうにとてつもない田舎だわここは。

でも、きっと生まれてくれるこの子が

「テルヒコが私たち夫婦の間を明るく照らしてくれるはず」

その18年後、テルヒコは帰らぬ人となる。

俗世間で言う「社会的死」

その息子は18歳で、世間的には死んだ。

だが彼のもう一つの自我は、18歳の時から目覚めることとなるのである

「まさかこんな子供を私たち夫婦は産むことになるとは

そしていまのふつうの主婦の私が

数年後、数十年後あんないきかたをすることになるなんて・・・


いまだ一切想像がつかなかったのよ」

平成3年の宮崎県

1991年のあるとき、その子は産声を上げた。

育児保育室でその子のひだり胸に北斗七星のほくろがあった

その男の子の名前は日下部照彦(くさかべてるひこ)といった。

世界に抹殺され、再びよみがえった

のちに日下部千里という一人の女が発見する精神革命システムクサカセイバーの

"培養体"である。

来るべき日のために照彦の地獄はこの日から始まったのであった。

「これはそんなわたしたちの長くて果てしないような

そういういままで誰も聞いたことのないような、そんなおとぎ話です。

ちょっと思い出話のようで、さっきまでのイメージだけのように見えるかもしれないけれど

よければちょっとつきあってもらえないかな。そのいまも続いている思い出話に

あの子にまた逢いに…!」


淀姫神社の祭神をのちに図書館で調べるようになったのだけれど

どうやらそれは瀬織津姫だった時期があるそうだ。

わたしが佐賀県の図書館であの神社のことを調べるようになったのは

照彦が生まれる前の時

あの女の子は私に何を言おうとしたのだろう?

あの土地の鬼退治伝説は、瀬織津姫と何か関係があったのだろうか?

2012年のある日 18歳の時失踪した照彦は20歳になったとき奇跡の生還を遂げた。

一時は警察が介入して、死亡したものと思われていたが、(鳩を見つけた者ども)という人物らからの連絡により、テルヒコの所在が判明

千里は照彦と再会することができたのであった。

「テルヒコが還ってくるならば、私はもう何があってもいい、何でもする!」

千里は提示される条件などどうでもよく、テルヒコさえ帰ってくればそれでよかった。

しかし、そのころから黒服の男たちに付け狙われるようになった。そういうこともあって、20歳のある日から何かを決したように

テルヒコはテントで全国各地を移動する逃亡生活を余儀なくされる。

照彦はどうにかがんばって仕事を見つけ、数多くの雑誌社に雇われながらフリーライターの仕事をするようになっていた。

それ以外は近隣住民に農業の仕事を手伝わせてもらうなどし、サバイバルそのものの生活を送ったのだった。

「照彦です、何とか生きています」そんな言葉から始まった彼のブログは多くのアクセスを記録する。

そんなこんなでテルヒコは各地を転々としていたが、ある日にまた、再び姿を消す。18歳の最初の失踪の時

照彦は千里にあるはなしをした。「現実としか思えないような夢って、母さんは見たことある?」

「みたことはあるけど・・・それとこれとどういう関係があるの?」

「どうやら、僕はこの世ではないどこかで、見知らぬ誰かに毎日毎日呼びかけられているようなんだ」

「・・・」

千里は息子が気がおかしくなったとは思えなかった。なぜならば、千里は照彦と同じ夢を何度も見ているからである。

千里は同じ夢を見てはいたが、息子の夢を肯定したら次こそは本当に黒服の男たちに連れていかれそうで

失踪してしまいそうで

恐ろしかった。そのため直接は肯定したことはない。

照彦は「そうだよね、夢だよね」と納得するのであった。

だが、それが決して夢ではないと言うことを、千里はそのたび実感してゆく。

本当に照彦は消えた・・・東京オリンピックの日であった。

・・・テルヒコのようすがなんだかおかしいと思うようになったのは最近のこと。

いまの時代はインターネットが発達していて便利ね。

わたしも58歳。

テルヒコにももういい年なんだからしっかりしなさいと口癖のように

ぼやくようになる。でも、そういうことを言えるってことは

私たち平和な証拠

最近照彦がまた不思議な夢ばかりを見るようになったと言うから

心配していたのだけど 数年前見た夢の続きを

毎日見るようになった。

それはおろか、一人で夜になると家から抜け出すようになった。

それが心配で、連絡はするように言っているのだけど

ある日、照彦は私にこういうのだった。

「母さん、おれ、ちょっと九州を一周旅してくる。自転車で」

はあ?!どういう体力があるんだ、というかどれだけ若いんだお前は

と言ってやりたくなったが

資金は彼が出すと言うので気を付けるように言って送り出した

なにやら佐賀県の私の子供の時育った自宅付近の

淀姫神社が強烈に気になるのだと言う

わたしとしても行ってこいと内心思っている自分がいることに気づく

これも旅だから無事帰ってくるわ・・・

と自分に言い聞かせ、自分はそこに行くのをためらってしまった。

そうすると、彼の赤いリュックに水筒と自家製のミルクティーを

詰め込んで、照彦はひとりで旅に出た

彼、近所のコンビニでミルクティーばかり買って、まとめ買いしすぎるので「紅茶皇子」というあだ名で呼ばれているとか

ぼっさぼさしたあたまで言っていた。

スーパーのほうが安いとかぶつぶつ言っていたためだろう

糖尿病になるわよ…というものの、紅茶好きは止められないようである。

照彦は自転車で長崎の島原あたりまで走破したが、途中で炎天下の中

自転車はパンクしてタイヤが破裂してしまう。

どうすればよいか迷っていると、フェリーにのって行動しようという気持ちになる。

そしてバッグに自転車を詰め込んで、徒歩で行動することとなった。

そしてついに、その神社の前にやってきた。

そのとき「よう、息子よ、ようきたな・・・」という声が空に響いた。

照彦が振り返った時、そこには誰もいなかった。

西暦、20XX年の東京オリンピックの日 天の岩戸開きをテーマにしたパレードが宮崎県主体で行われた。

その岩戸から着ぐるみを着た選手たちが出てこようとした瞬間

会場を異国のテロが襲った。

それと同時にミサイルによる総攻撃、米大統領の挑発が戦争の開始を知らせた。

世界は紛争地となった。

岩戸開きと同時に、五輪の会場は、火の海と化した。

まちには暴徒の集団、難民が激発した。

それはあきらかにそれまで隠されていた人間の実態が表に出たかのような光景であった。

日下部照彦はその光景を見てテレビでこうつぶやく

「これがあの日の夢の正体だったのか!」

時間は照彦が13歳だったころにさかのぼる。なぜならば、彼の悪夢はこの時から始まっていたからである。

照彦は風と共にどこかへと消える。

 

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    転載イラスト※瑠璃さん作画

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